リニモに乗って

【乗車日】2015年08月29日(土)
【投稿日】2015年11月25日(水)
【更新日】2015年11月28日(土)

どうも、先日の3連休、子供を抱いていたくらいなのに、膝に来ていることにショックを隠しきれないnaka-staです。

よなよな、子供と嫁さんが寝てからが自分の時間ということで、8月にのったリニモの記事をようやく仕上げました。
IMG_0601

(リニモ車内の様子 2015/08/29 愛知県名古屋市名東区 藤が丘駅付近にて撮影)

リニモは名古屋市を東西に横断する地下鉄東山線の東端にある藤が丘駅と、愛知県東部を南北に走る愛知環状鉄道の八草駅を結ぶ愛知高速交通(株)が運営する路線。
個人的には、2009年2月に栄町駅から名鉄瀬戸線、愛知環状鉄道を回って八草駅から藤が丘駅へ抜けたのは初乗車で、名古屋市内東山線沿線と愛知環状鉄道へのアクセスであったり、トヨタ博物館へ行く際に使ったことも。
2011年以来4年振りにこの8月にリニモに乗ったので、その感想などを残しておこうかと。

8/29(土)の夕方、名古屋市交通局東山線で藤が丘駅に降り立つ。地下鉄は高架で、リニモは地下へ。
ここの乗り換えは、そんなに悪くないんだけど、便利でもない。愛知万博の時に緩衝地帯としては仕方がなかったとは思う物の…
そして、地下のリニモ改札に立って気がついたのが、「ICカード」が使えないこと。
初めて使った2009年は名古屋都市圏のプリペイドカードである「トランパス」を使った記録が残っている。
そして、前回利用の2011年は、名古屋都市圏にICカード「manaca」が導入されたが、リニモは導入されずに「トランパス」は使用のみできていた1年間の時で、まだ「トランパス」を使っていたのでそんなに気にしていなかった。
調べてみると、「トランパス」販売中止に合わせて、回数券を販売したり(トランパスはプレミアがついていた)、トランパス発売中止から1年たった2013年5月からリニモ独自のプリペイドカード「リニモカード」を発売したり、なかなか苦労していた模様。
そんなこんなで、今回は券売機できっぷを購入して乗車したわけだが、名鉄や名古屋市交通局に遅れること4年、来年2016年春に「manaca」を導入し、同時に「全国の交通ICカード」が使えるようになるとのこと。

リニモでmanacaが使えるようになります

ホームへ降りて、乗車したのは藤が丘駅16:01発の1601列車八草行き08編成。3両編成の車内は数人ずつ。夕方の郊外方向なので少ない時間だとは思うものの、少し寂しい感じ。

もっとも、日中でも10分毎なので、名古屋都市圏ではそこそこの運転頻度かと。ちなみに、近鉄名古屋線の普通は20分毎、あおなみ線や地下鉄上飯田線は15分毎、ゆとりーとラインは10分毎、地下鉄桜通線は7.5分毎といった感じ。

また、沿線に目を向ければ、長久手古戦場駅前などは大規模に開発していた(IKEAができるのはここ?)ので、まだまだ伸びしろはありそうな所に期待。

愛・地球博記念公園駅前の駐車場は毎休日になるとそこそこ入っているイメージがあるのだが、リニモ利用はどれくらいの割合なのだろうか?

愛・地球博記念公園駅をピークに藤が丘方、八草方とどちらも縦断勾配がなかなか厳しい。実際の縦断勾配の値を見つけることができなかったが、計画時には60‰が続くことになっていた模様。この線形や、乗車状況を考えると、地下鉄延伸ではなくリニモで正解なのかもしれない。

そんなことを考えているうちに終点の八草駅着。ここは愛知環状鉄道との接続駅であったり、名古屋市街を東西に貫く広小路通→東山通から猿投グリーンロード(有料)への接続点なので、そこそこの市街地があると思っていた時期もあったのですが、愛知学院大学がある程度でコンビニもあるかどうかといった感じの静かな場所…ここが、もう少し都会だったら、リニモの需要を押し上げたのでは…

瀬戸市街からなら名鉄瀬戸線が、豊田市街からなら名鉄豊田線・地下鉄鶴舞線があるので、わざわざ八草からのリニモは選ばれにくいんだろうなぁ…

そんなリニモの営業成績を見てみると、利用者数は増加傾向にあるものの、10億円以上の損失が出ている。ただ、減価償却費を除いたら営業利益は出る模様なので、日々の運営だけならなんとかなっているのかな?(この辺の読み方は素人なので、自信はないですが…)

そんなリニモ、日本で唯一の浮上式鉄道に乗ってみてはいかがでしょうか。

Linimo ホームページ

IMG_0602

(リニモ軌道と猿投グリーンロード 2015/08/29 愛知県豊田市 八草駅ホームより撮影)