鉄道の時間差料金制についての雑感

どうも、鉄道ジャーナルをコンビニで毎月受け取っているものの、さっぱり読めていなかったnaka-staです。今月発売の2019年6月号も先日受取、久しぶりに読んだ中から気になった記事「鉄道の時間差料金制」についての雑感です。

個人的に通勤電車と言えばE231系 2011年02月25日 東京駅にて撮影

東京都は2019年度予算で「快適通勤の実現に向けた混雑緩和策棟の検討調査」の費用を新たに5,000万円計上した。2月28日の都議会で都市整備局長は。先端技術を活用した運行システムの改良による輸送力増強の検討に加え、ラッシュ時間帯と日中時間帯の運賃に差をつける「時間差料金制」について、最新の技術動向や国内外の事例調査、有識者や鉄道事業者との意見交換を通じて効果と課題、実現の可能性などを検討すると表明した。

【中略】

利用者は始業時間など自分ではコントロールできない要因で満員電車に乗らざるを得ないのであり、むしろサービスが悪い(混雑する)ラッシュ時は運賃が安くて当たり前という感覚さえあるだろう。

日本では高度経済成長期以降、雇用者が通勤費を負担する習慣があり(中略)企業のコスト増になるだけという指摘もある。

鉄道ジャーナル2019年6月号 Transport REVIEW 運輸業界の出来事 201906)時間差料金制は誰のために

「時間差料金制」については、私鉄などでオフピーク回数券などがあったり、ICカードの普及などもあり、(一定の改造は当然必要だろうが)システム的には全く無理ではないとかと。

また、雇用者が通勤費を負担していて、今後も負担すること前提だが、オフピーク通勤やテレワークに対応しない・出来ない企業が、その混雑を引き起こしている罰金的に割増料金を支払うという仕組みだったら、利用者(労働者)は誰も文句を言わないのではないかと個人的には思う。企業が割増料金を避けるために勤務形態を見直すひとつのきっかけになってくれるのならば、むしろ思い切ってやってほしいなぁ。

これで勤務体系に変更なく、割増料金は利用者負担だったら、ふざけるな!のひとことですが…

そこまで検討の上、実施まで持って行ってくれれば東京都を見直すな(苦笑

全くの余談で、引用の文字面しか観ていないので、誤解だったら申し訳ないのですが、東京都が「先端技術を活用した運行システムの改良」を検討したところで、実際の鉄道会社の改善につながるのだろうか??